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■WBCで実証された「オンボーディング」の効果
メジャーリーグ・プロ野球から一流の選手を招集して作り上げた野球日本代表チームが、今年は世界一に輝きました。
特に目を見張ったのは、日本では無名に近かったメジャーリーガー「ヌートバー選手」の活躍です。彼がチームに最初からチームになじんで、良い雰囲気の中でプレーができたことが、背景の一つに挙げられます。
そして、その背景の背景に、実はダルビッシュ選手のサポートがあったことをご存知でしょうか。
ダルビッシュ選手は、ヌートバー選手が日本に到着した当日に、彼のホテルの部屋を訪ねて「これからのチームで困ったことやわからないことがあれば、いつでも声をかけてくれ」と声をかけに行きました。(これにはヌートバー選手もあこがれの選手から声をかけられてとても嬉しかったと言っています)
他にも、ダルビッシュ選手は代表合宿の初日から合流し、若手にも積極的に声をかけたり、ピッチャー陣の食事会を催したりするなど、チームのムードをより良いものへするためのコミュニケーションを欠かしませんでした。
最高の選手を集めたからといって、最高の個人パフォーマンスを勝手に発揮するわけではありませんし、チームとして最高の成果をあげられるというわけでもありません。
今回の野球日本代表チームのさまざまなエピソードを聴くにつれ、チームメンバーが同じ方向へ向かうためのコミュニケーションだけでなく、新しく加わったメンバーがチームになじめるようにするための様々なサポートがチーム全体にあったことがみてとれました。
野球のようなチームスポーツでも効果を発揮する「オンボーディング」とは、一体、何なのでしょうか?
■「オンボーディング」とは?
オンボーディングとは、「新しいメンバーが会社や仕事になじんで、一人前の力を発揮できるようにする」取り組みのことを指します。(「on board=(船・飛行機に)搭乗する」という意味から転じて、主に人事分野で使われている言葉)
採用した人をいち早く一人前にして独り立ちさせたいと思うことは自然なことですから、あなたの会社でも、仕事ができるようになるための「教育&研修」の仕組みはあると思います。
ところが、同じ「教育&研修」を受けた人でも、辞める人と辞めない人が出ますし、力を発揮できない人と発揮できる人に分かれたりします。
その差を分ける要素はいくつもありますが、特に(新卒・中途採用問わず)新しく採用した社員に照準を合わせると、オンボーディングに欠かせない一つの要素が欠けている可能性が浮かび上がります。
例えば、次のようなケースです。
新入社員が、研修期間中に辞めたことがある
派遣スタッフが、数日で契約を破棄して、来なくなったことがある
離職が続いても「辞めた側に問題がある」として、既存社員が自分たちを省みない
ベテラン社員でも、頼もしい人材ほど辞めてしまう(辞めて欲しい人は辞めない)
これらはすべて、ある要素が欠けている可能性が考えられます。
では、その要素とは何か?
これはワークショップを通して発見していきますので、この記事では書きませんが、ヒントや手がかりはすでにみなさんの経験の中にあります。
そのヒントや手がかりを手に入れ、あなたの会社をより良くしたいという方は、ぜひ、ワークショップを体験していただければと思います。
関心を持たれた方からのお問合せをお待ちしております。
■過去のワークショップ体験者の声■
過去の離職者のことを振り返ると、思い当たることだらけで、何が足りなかったのかがハッキリしました。
いままで焦点を当てたことがない部分を見つめて、目からウロコが落ちました。
役職者のマネジメント力向上にもつながる視点だったので導入を決めました。
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