人が辞める組織「聞きたくても聞けない」(2)



前回記事からの続きです。


前回、観ておきたいこととして、以下の2点を挙げました。

  1. 聞けないとどんな影響があるか?

  2. なぜ、聞けないのか?

そして、前回は「聞けないとどんな影響がるのか?」を見つめました。


「聞けなかったことが貯まる」と

「コミュニケーションの取りにくさ」が増し、

コミュニケーションの悪循環を生む、ということを確認しました。


今回は、「なぜ、聞けないのか?」を見つめます。


そもそも「聞きたいことがあるなら聞いてねと言っているのに、聞いてこない人にはどう対処したらいいの?」と思います。


「頼むから聞いてくれ」と相手に変わることを求める気持ちや、相手を責める気持ちも湧いているかもしれません。


その一方で、聞いてこないその相手の声を聞くと、なるほどな〜と思うこともあります。


例えば、聞けない背景には、次のようなことも考えられます。

  • そもそもわからないことがわからない

  • 何をどう質問したらいいのかわからない

  • 聞きたい相手が忙しそうにしている

  • 聞いたら「前にも言ったよね」と嫌味を言われる

  • わかりにくい説明をされるので聞く気がしない 等

どうでしょう?


それでも「仕事なんだから、聞くべきだよね」と思うかもしれません。


とはいえ、「聞かない人の問題」としてだけみることもできますが、


「聞く環境の問題」や「聞き手側の問題」といった見方もできるじゃないかと思うのです。


そして、「環境」は「聞き手側」の問題ならば、変えようもあろうかと思いますが、いかがでしょう。


コミュニケーションを紐解く時、起きている現象(聞けない、言えない、等)だけをみるのでは足りません。


コミュニケーションは、「自分」がいて、「相手が」がいて、そのコミュニケーションをとる「場」があります。他にも、その内容の「背景」や「経過」も関係しますし、自分と相手の「関係性」も影響します。


それらの要素が、その現象(聞けない、言えない、等)に影響しているかもしれないとみてみると、特定の要素だけを問題視するのとは、また違った見方を増やすことができます。



さて、人が辞める組織では、このような多様な見方がどこかに消え失せ、「決めつけ」からの評価・解釈が見受けられます。


簡単にいえば、「聞いてこない新人が悪い」という先輩の意見を、誰も否定しないというような現象ですね。


「いや、聞いたら、あんな面倒くさそうに、突き放すように指示してるやん」

「新人が凹んでるの、わかってへんの?」


と周りの他の人が思っていても、その人に言わない。


だから「聞けない」状況はいつまでも続く・・・なんてことが起きているかもしれません。


人が辞める組織に入った新人なら、なんとなくこのニュアンス伝わるんじゃないかなと思います。


あなたの組織でこんなことが起こっていないことを祈ります。





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