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「ダイエット」と「人材確保」の共通点


結論から言うと、その共通点は「すべて連動している」という点です。


健康面を考えて、また、11月にフルマラソンを走るので、体重・体脂肪・内臓脂肪率を下げるべく、毎日の生活にエクササイズを取り入れて1ヶ月以上が経過しました。


最近はYouTubeで走り方に関する情報も得て練習していますが、腕の振りと腰の連動を意識したら、足の着地点への意識が薄れたりと、あっちを意識したらこっちが崩れて・・・と、走る時に身体がいかに複雑に連動しているかを実感しています。


体重・体脂肪・内臓脂肪率の管理も、食事の取り方、食事の内容、筋トレのやり方、プロテインの摂取量やタイミングなど、気を配ることはあれもこれもと増えるばかりです。こちらも、どれか一つだけやればいいってことじゃない。基礎代謝量と摂取量と消費量が複雑に連動しています。


「腕を振って走れば楽に走れる」

「炭水化物をやめると痩せる」

といった情報は有効な情報だけど、その単品の情報だけでは結果につながらないことがある、ということを、この間、いろいろと知ってきました。


これは、エクササイズやウェイトコントロールに限ったことではなく、人材確保についても同じです。


昨今、特に介護業界においては、新聞の折り込み広告やハローワークでの求人では、人材を採用(確保)できないので、紹介会社経由での採用が主流ですね。


ところが紹介料がコストとして重くのしかかってくるので、同じコストをかけるなら職員による紹介制度(リファラル採用制度)を作って、紹介者・被紹介者それぞれにお金を払った方が安くつくし、信頼できる人が採用しやすいということで、リファラル採用制度を取り入れた会社も、数多く存在します。


じゃあ、リファラル採用制度をやればいいんだ!と飛びつくのは、「炭水化物をやめると痩せる」と同じで、その単品のアプローチだけでは十分ではありません。


採用(確保)問題は、SNSでの情報配信やリファラル採用制度など、「採用前」のことに意識が向きがちですが、実際は「採用後」の教育体制や組織風土などとも連動しています。


わたしはオンボーディングで提案しているのも、採用前〜採用後の連動性、会社・リーダー・現場スタッフの課題など組織の仕組みとの連動性、などにも着目して、仮説と課題分析、行動計画を立てないと効果が最大化しません。


バナナダイエットでも、寒天ダイエットでも、簡単なダイエット方法として紹介されたものでも、期待した効果が出ないと、さっさと捨ててしまう。


手っ取り早い方法で結果を手に入れたい人や会社が、結果を手にできない仕組みは、この辺りにあるのかもしれませんね。

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