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執筆者の写真ぺ ホス(裵 鎬洙)

会話で”陣地”をとられる不安



意見の食い違いとかで人の衝突するのって回避したいし、自分が責められるのって、嫌ですよね。


相手にわかってもらいたいことがあり、説明をしても、相手から「でも、〜〜じゃないですか」と反論をされたとしましょう。


そして、相手が言っていることは、「ま、そりゃそうだよね」と思う内容だとします。


その時に、「そうだね」と言える時もあれば、言えない時もあると思うんですね。


今日はこの<言えない時>のことを振り返ってみました。


「そうだね」と言ってしまうと、なんだか、相手の主張(論理展開)を認めたような感じになりそうな気がしていないでしょうか。


「そうだね」と言って、相手の意見を「肯定する」と、相手に陣地を取られるような不安を感じてしまう感覚に似ているのかもしれません。


そんな感じがすると、つい、「そうだね」とは言いにくくなり、「わかるけど」「でも」と次いでしまう。


だいたいこの展開の時って、どっちが折れるかという勝負のようなやりとりになっちゃうことが多いんじゃないかな。


「そうだね」と返すと、相手の意見に賛同しているように受け取られそうな気がするという人もいるでしょう。


そんな時は、「賛同しているわけじゃないけど、あなたの言っていることは受け取っているよ」という趣旨のことを伝えても良いと思いますよ。


いずれにしても意見の食い違いがある時は、「そもそもわたしたち何のためにこの会話してるんだっけ?」と、話し合いの軸に戻ることが大切ですね。


軸を見失えば、ただの口論になり、その後には気まずさが残るでしょうからね。


「そうだね」と相手の意見を肯定できない時に、この記事を思い出してもらえて、これまでとは違って悪くない展開が可能になったら、私としても嬉しいです。

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