全く、予想もしていなかった、思いがけない好条件のオファーが来たとします。
ネームバリューのある会社からのオファー
給料はいまの1.5倍に上がる
勤務はフレックスタイム
いずれは役員としての活躍を期待している
上記のようなオファーが来たのですが、回答期限は24時間です。
他にも複数名の候補者に声をかけており、採用人数には限りがある
再来月には入社してもらいたい
オファーへの回答期限は24時間
あなたは、その会社が求めている仕事内容にも興味はあり、条件もかなり魅力を感じているとします。
ところが、いま勤めている会社で任されている仕事にはやりがいを感じているし、一緒に働くパートナーとの関係も良好です。なので、あなたはこのオファーをもらうまでは、まったく転職について考えたことがなかったとします。
これであなたは24時間以内に決断を下せるでしょうか?
いまの会社を辞めたいと考えていなかった人は悩むだろうと思うのです。
この思いがけない好条件のオファーって、上司から思いがけないフィードバックと似ていると思いませんか?
そういうことを伝えられると思っていなかった(心の準備がなかった)
伝えられたことは理解しても、受け入れるまでに時間が必要である
何かしらの決断(回答)を求められても、すぐには決断(回答)できない
いい話も悪い話も、心の準備がなければ受け入れられません。
準備がないことには、人は戸惑いが生まれます。
戸惑いは、一見すると、その話の受け入れを拒んでいるようにも見えます。
実際に、拒む場合もあるでしょう。
思いがけないオファーを受けるのも、思いがけないフィードバックを受けるのも、それを受け取る心の準備があるかないかで、変わります。
オファーを出す側、フィードバックをする側には、相手の「心の準備」「聴く心構え」を創ることができます。
これも対人関係力(ヒューマンスキル)のひとつですね。
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