2023年は「コミュニケーションの質(QOC:Quality of communication)」にフォーカスをあてて、コーチングのクライアントやパートナー法人の成果にコミットします。
「コミュニケーションの質」と言われても、あまりピンと来ない方も多いかもしれませんね。
わかりやすい例でいうと
細かい指示や命令が多い
特定の誰かにどう思われるか?が基準になっている
特定の誰かの顔色を伺い、怒られないことが基準になっている
相手に辞められたら困るという基準が優先される
感情的なやりとりが多い
他人や環境を言い訳にする人が多い
言いたいことがあっても本人に言わない
といったことが当てはまります。
「コミュニケーションをより良くしよう」と考えると、コミュニケーションの取り方(言い方や聴き方等)をトレーニングする「研修」やコミュニケーション手段(1on1面談やグループウェアの活用等)」として新しいシステムの導入が図られたりします。
ところが現実は、「研修をした直後には変化が見られるが、また元に戻ってしまった」「社内グループウェアを使用し始めてから、対面での会話がめっきり減ってしまった」といった結果もよく耳にしますし、わたし自身も思い当たる体験があります。
これ、一見すると、「コミュニケーションをより良くしよう」が出発点のようですが、実はその手前に本来の出発点があるはずなんです。
お客様への言葉遣いや接し方に馴れ馴れしさがある
お客様からクレームが来ているし、スタッフも問題視している
接遇がなってないからコミュニケーションをより良くする研修を企画することになる
接遇・コミュニケーションの研修講師を探して依頼する
接遇・コミュニケーションのやり方を教わる
ここでいえば、「お客様への馴れ馴れしさ」が出発点と言えるかと思います。
そして、この「馴れ馴れしさ」は、「コミュニケーションの質」と言えます。
「コミュニケーションの質」は、様々な要素が重なり合って、形作られます。
長い時間をかけて作られるものもあれば、短期間で作られるものもあります。
メンバーが変わることで変化することもあれば、メンバーを変えても変化しないこともあります。
特定の個人に強く影響を受けることもあれば、多数派によって固定化している場合もあります。
職場の「コミュニケーションの質」は働く人の意識に強く影響します。
その質に、嫌気が刺して職場を辞める人もいる一方で、苦しい時にも孤独感を感じずに救われる人もいます。
前者のような質の職場は減って欲しいし、後者のような質の職場は増えて欲しい。
なので、2023年は、ご依頼いただいたパートナー企業の皆さんと、働く人が自分の仕事に“誇り”や“やりがい”を感じられる、そういう職場になるように、「コミュニケーションの質」を向上する支援に力を入れ、成果につながるQOCの向上をご一緒していきます!
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