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執筆者の写真ぺ ホス(裵 鎬洙)

成果につながるコミュニケーションの質



 2023年は「コミュニケーションの質(QOC:Quality of communication)」にフォーカスをあてて、コーチングのクライアントやパートナー法人の成果にコミットします。


 「コミュニケーションの質」と言われても、あまりピンと来ない方も多いかもしれませんね。


 わかりやすい例でいうと

  • 細かい指示や命令が多い

  • 特定の誰かにどう思われるか?が基準になっている

  • 特定の誰かの顔色を伺い、怒られないことが基準になっている

  • 相手に辞められたら困るという基準が優先される

  • 感情的なやりとりが多い

  • 他人や環境を言い訳にする人が多い

  • 言いたいことがあっても本人に言わない

 といったことが当てはまります。


 「コミュニケーションをより良くしよう」と考えると、コミュニケーションの取り方(言い方や聴き方等)をトレーニングする「研修」やコミュニケーション手段(1on1面談やグループウェアの活用等)」として新しいシステムの導入が図られたりします。


 ところが現実は、「研修をした直後には変化が見られるが、また元に戻ってしまった」「社内グループウェアを使用し始めてから、対面での会話がめっきり減ってしまった」といった結果もよく耳にしますし、わたし自身も思い当たる体験があります。


 これ、一見すると、「コミュニケーションをより良くしよう」が出発点のようですが、実はその手前に本来の出発点があるはずなんです。

  1. お客様への言葉遣いや接し方に馴れ馴れしさがある

  2. お客様からクレームが来ているし、スタッフも問題視している

  3. 接遇がなってないからコミュニケーションをより良くする研修を企画することになる

  4. 接遇・コミュニケーションの研修講師を探して依頼する

  5. 接遇・コミュニケーションのやり方を教わる

 ここでいえば、「お客様への馴れ馴れしさ」が出発点と言えるかと思います。


 そして、この「馴れ馴れしさ」は、「コミュニケーションの質」と言えます。


 「コミュニケーションの質」は、様々な要素が重なり合って、形作られます。

 長い時間をかけて作られるものもあれば、短期間で作られるものもあります。

 メンバーが変わることで変化することもあれば、メンバーを変えても変化しないこともあります。

 特定の個人に強く影響を受けることもあれば、多数派によって固定化している場合もあります。


 職場の「コミュニケーションの質」は働く人の意識に強く影響します。


 その質に、嫌気が刺して職場を辞める人もいる一方で、苦しい時にも孤独感を感じずに救われる人もいます。


 前者のような質の職場は減って欲しいし、後者のような質の職場は増えて欲しい。


 なので、2023年は、ご依頼いただいたパートナー企業の皆さんと、働く人が自分の仕事に“誇り”や“やりがい”を感じられる、そういう職場になるように、「コミュニケーションの質」を向上する支援に力を入れ、成果につながるQOCの向上をご一緒していきます!

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