見て見ぬフリが、結局、あなたを苦しめる

「見て見ぬフリしちゃおう」


 とても嫌いな同僚とか、怖くてしかたない上司とか、何回言ってもミスが訂正されない部下がいると、ほんと、アタマ抱えますよね。


 アタマ抱えて「どうすりゃいいんだ?」「どう接すればいいんだ?」ということに真剣に取り組んで、自分の感情をコントロールしたり、話しかける言葉を選んだり、いろいろ工夫をできる間はまだいいんですけど、どうにも思い通りにならないことが続くと、諦めてしまうこともあるでしょう。


 そんな時に、もう、目についてしかたないことも、見て見ぬフリをすることってありますよね。


・もう、知らないよ ・気づいていないことにして放っておこう ・そのうち自分で気づくだろう


 きっと、こういうセリフを自分の中でつぶやいて、自分を納得させようとしたこと、一度や二度はあろうかと思います。


 わたしも、電車の中でレシートとかの紙くずがごそっと落ちていることに気づいて、「あ〜これ誰か拾うだろうから、放っておこうかな」なんて自分の中でつぶやいてました。


 だけど、今日の記事のタイトルにあるように、結局、自分を苦しめることになるので、さっさと拾ってゴミ箱に捨てにいきました。ゴミの目の前に座っていた兄ちゃんは、なんでこの人いま乗ってきた人なのにゴミ拾ったんだろう?って思ったでしょうね(笑)


「自分をだますか、自分に従うか」


 いま一度、見て見ぬフリの話に戻りますね。

 本当に気づいていなかったんだったらいいけど、自分で「見て見ぬフリ」を選んだんだったら、こんなに不健康なことはないわけです。

 だって、「あ!あれマズいよ」って気になっているあなたがそこにいるのに、その自分に起きていることにフタをするってことでしょう? 自分のセンサーが反応しているのに、自分のセンサーが振れたなかったことにしようとするんだから、不健康でしょう?


 イメージとしては、次のような感じ。


 「自分が大切にしている価値観を大切にする自分」と、「自分が大切にしている価値観にフタをする自分」がいるとしましょうね。天使と悪魔じゃないけれど、どちらの自分と手をつなぐか?という時に、前者じゃなく、後者と手を結ぶ行為を見て見ぬフリと言うのでしょう。


 見て見ぬフリは、目の前の人(上司・同僚・部下)の行為を、見て見ぬフリをしているつもりでいると思うんです。表面的にはそうとらえていると思うけれど、深層の部分では、「自分が大切にしている価値観」から目を背ける行為なんですよね。


 だいたい、見て見ぬフリをしているけれど、本当は気になってしかたなくて、相手のことは見てないけど、自分の中ではイライラした感覚にさいなまれるでしょう? 見て見ぬフリを決め込んだはずなのに、腹が立つ(笑)


 あれは、『結局、「自分が大切にしている価値観」を大事にしなかった自分』へのいら立ちも含まれているのかもしれませんね。


自分自身とのパートナーシップ


 「自分が大切にしたい価値観を大切にする自分で生きること」


 これはいわば、自分自身とのパートナーシップです。

 生きたい生き方を、自分に選ばせてあげることで、自分自身の中に一致感が生まれ、その一致感が自分の誇りとなり、勇気となっていくのだろうと思います。


 だから、道ばたで落ちているゴミを「あ・・・」とやり過ごすことって、わたしはありますが、その度に、「自分自身とのパートナーシップを損ねる行為だな」と捉えるようにしています。

 その上で、「そのまま拾わずに目的地に向かう」という選択をする時もあれば、「戻ってゴミを拾う」という選択をする時もあります。


 いずれであっても、自分自身とのパートナーシップを損ねる重大な行為だと理解している自分で、行動を選択し、その結果については、何が起きても引き受けるという立場をとっています。


 ま、拾わなかったら、「くそ〜」「拾えばよかったな〜」「でも、あれ汚かったしな〜」「近辺にゴミ箱ないしな」と、頭の中で自分に言い訳をするやり取りがあれこれ巡るので、そのストレスも引き受けています(笑)


 だから、そのストレスを背負いたくないと思ったら、戻ってゴミを拾ってます。


 最後に、皆さん。

 見て見ぬフリをしたことは、他人にはわかりませんが、あなた自身はそれを知っているあなただからね。そのこと、忘れないでね。


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