目標が違うとパートナーシップは組めない?

共通する目標があること


 わたしは、介護業界を中心に、「パートナーシップのある組織にしたい」という依頼があれば、研修やセッションを提供しています。


 その中で、パートナーシップってなんだろう?ということをみんなと一緒に振り返ると、いろんなキーワードがでてきます。よく出てくるのが、「共通する目標があること」です。


 確かに、パートナーシップは、相手があって成り立つ側面があります。「一緒に甲子園に行こう!」と目指している高校球児たちは、厳しい練習にも耐えるでしょうし、くじけそうな仲間がいたら励ますでしょう。だから、そうしたイメージからも、「共通する目標があること」がキーワードとして浮かび上がってくるのでしょうね。

 でも、それって絶対なのかな?と、ぼんやりと考えていたところに、新しいエピソードを耳にする機会を得ました。


セラピー犬と女性に芽生えたパートナーシップ


 セラピー犬ってご存知ですか? 介護を必要とするお年寄りを癒したり、元気づけたりする役割を担うワンちゃんのことをセラピー犬と呼んでいます。


 とある70代の女性のご家族が、お母様に元気になってもらいたくて、「セラピー犬はどうだろう?」と考え、そうしたワンちゃんを取り扱うところに相談にいったそうです。


 赤ちゃんの頃からセラピー犬としてのトレーニングを受けており、トイレのしつけやムダ吠えしないようなしつけをしっかりと受けていたそのワンちゃんは、とにかくかわいかったそうです。  そうこうしているうちに、ワンちゃんがトレーニングを終えて、ご家族の元へ到着。そうすると、「膝が痛い」といってゴミステーションにゴミを捨てにいくのも嫌がっていたにもかかわらず、1時間くらい電車を乗り継いで、ワンちゃんのもとへとやってきたそうです(笑)


“意図”が一致すればパートナーシップは芽生える


 自分がお世話をする対象が現れると、人は元気になるもんですね。散歩に連れて行ったり、じっとだっこしたりしている女性の自発的な行動は、周りの人を驚かせたようです。そんなお話を聞かせてもらって、ここにもパートナーシップがあるなぁと思いました。


 最初は「癒されたい」だけだったかもしれない女性と、「可愛がって欲しい」と思っていたワンちゃんは、一見すると真逆のリクエストのように思えるものですが、「そのどちらもが入る器」があるとしたら、「一緒に楽しく暮らしたい。相手を喜ばせたい」といった共に暮らすパートナーとしての共通する“意図”があったのだろうと思われます。


 現場と経営陣が、まるで敵同士のようなコミュニケーションが繰り広げられている組織があれば、ぜひ、「そのどちらもが入る器」は何なのか?と探ってみるのもいいかもしれません。

 「A案でも、B案でもない、C案」を採用するように会話してみるのも一手です。


 本当に、大切な人との間にパートナーシップがあれば、どんなに幸せだろうと思います。


#パートナシップ#コミュニケーション#研修#セッション#コーチ#ぺホス

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